Dr.Dのお金の点滴

医師による節約や株式投資のこと

目次

 こんにちは、Dr.Dです。このブログでは、医師の私が主に株式投資について発信していきたいと考えています。その他保険の見直し、節約、節税、住宅についてなどお金にまつわることをつぶやきます。 私自身は大した知識もなくせいぜい”お金のつぶやき”程度のレベルかも知れません。いつかはブログ名に恥じないような知識の詰まったブログにしていけると嬉しいです。

目次

始めに~医師の私が株式投資を始めるまで - Dr.Dのお金の点滴

1:節約で株式投資の資金を得る

1-1:家計の見直しについて~支出はクレジットカードで管理しろ!

1-2:固定費の削減~携帯電話編

1-3:固定費の削減~保険編

1ー4:住宅は資産なのか負債なのか

2:私が高配当利回り投資にたどり着くまで

2-1:私の株式投資の話~積み立てNISA

2-2:私の株式投資の話~スイングトレードから高配当利回り投資へ

2-3:(番外編)投資で成功するために

2-4:私の株式投資の話~高配当利回り投資について

2-5:高配当利回り投資おすすめ書籍~オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資

3:個別銘柄解析

3-1:個別銘柄解析~三井物産(8031)

3-2:個別銘柄解析~イオン(8267)

3-3:個別銘柄解析~KDDI(9433)

3-4:個別銘柄解析~住友倉庫(9303)

3-5:個別銘柄解析~イオンモール(8905)

3-6:個別銘柄解析~三菱UFJFG(8306)

3-7:個別銘柄解析~INPEX(1605)

3-8:個別銘柄解析~ENEOSホールディングス(5020)

 

*お問い合わせはこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSccmOZok24LRFuruXteq9NrUFX5M4cXav8gJo-0jkizQraRuA/viewform?usp=sf_link

 

高配当利回り投資おすすめ書籍~オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資

 こんにちは、Dr.Dです。個別株解析については挙げたいものはほぼ終わったので、本日は別のお話をさせていただこうかと思います。「長期株式投資」さんの書籍に関して紹介します。

 

この記事が役に立つ方

株式投資がうまくいかず、自分のスタイルを見直したい方

・よい銘柄が分からず、投資する銘柄の例を教えてほしい方

・株価の暴落が気にならないようになりたい方

 

オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資との出会い

 当時私は恐らく発売直後にこの書籍を手にしました。日曜日に朝の仕事が終わり、1人で暇だったため、近所にできたコメダ珈琲に引きこもろうかと考えていました。そのその為にバフェット氏の本でも購入してじっくり読もうかと考えていたのですが、たまたまいつも行く本屋で売り切れており、別の本を探していました。その時出会ったのが「長期株式投資」さんの”オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資”でした。

 

 心の中では既に高配当利回り投資でこの先やっていくと心の中でほぼ決めていましたが、この本の著者である「長期株式投資」さんは、まさに私の考える理想像で、数ページ読んで内容把握した後即購入しました。「こうすれば成功する」と考えていた時に、まさに同じようなやり方で実際に成功している人の体験談を読むことで、私の中で高配当株式投資で行くというマインドに自信を持つことになりました。

 

配当利回り投資の考え方

 私が考える高配当利回り投資の仕組みは、書籍の内容も踏まえて、以下の通りです

 

1:リスクの低い銘柄を選ぶ

 高配当利回り投資では基本的に株を忙しく売買することはありません。バフェット氏の格言通り、一生保有するのが理想と考えます。そのために、一生保有して大丈夫と思えるような銘柄を選びます。具体的には以前も述べた通り、時価総額が高い銘柄を選ぶ、不況に強い業種(情報通信、医薬、食料、トイレタリーなど)を選ぶ、借金が少ない(借金以上の現金同等物がある)銘柄を選ぶ、収益力(営業利益率が高い)銘柄を選ぶことです。

 

2:減配のない、または少ない銘柄を選ぶ

 少なくとも過去5年は減配していない銘柄が理想です。最近ではコロナショックで減配していない企業は、かなり業績が安定している企業とみてよいでしょう。減配がない、逆に増配している銘柄は、リスクが低いというだけでなく、購入した株価に対して配当利回りが成長していく、という側面があります。

左の図のように、株価100円で配当5円の株を購入したとすると、配当利回りは5%です。これが右に行くように毎年増配を続けると、配当利回りは増加していきます。この時株価が100円のままということは当然ありませんが、株価が上がった場合にも配当利回りは購入時の100円で考えると増加します。勿論含み益を得ることもできます。株価が下がった場合には、100円で買った時よりもさらによい配当利回りで購入できるチャンスがある、ということになります。こういった考え方ができてくると、買った時の株価を基準として考えなくなります。「売買の基準が株価でなくなる」ことは、長期投資において最も大事なことだと考えています。

 

3:分散投資する

 分散投資は安全に株式投資を行うにあたって一番重要と言っても過言ではないでしょう。もし8つの企業に分散して投資をしていれば、例えどれか1つの株価が0になったとしても、ポートフォリオ全体では12.5%のダメージに留まります。致命的なダメージにはならないはずです。もう1つ大事なのが時間的な分散です。時間を分散して購入していれば、暴落前に株を大量買いしてしまい、全ての銘柄が暴落といった事態を避けることができます。怖い方は今はやりの1株投資で地道に購入しても良いかもしれません。

 

死ぬまで持ちたい銘柄17

 「長期株式投資」さんのオートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資の中で、死ぬまで保有できそうな優良な銘柄17が紹介されています。どれも魅力的な銘柄ばかりで、大変参考になります。勿論全ての銘柄をここで挙げるのは著作権違反でしょうが、例えば私がこれまで個別銘柄分析で挙げてきたINPEX(1605)や、KDDI(9433)三井物産(8031) 三菱UFJFG(8306)なども含まれています。私がこれらの銘柄を購入したのは「長期株式投資」さんの本を購入する前ですので、よい企業を分析すると似たような銘柄にたどり着くものだなと安心した記憶があります。すべてを知りたい方は、是非本を読んでみてくださいね。

 

 

終わりに

 今回はお勧めの書籍として、「長期株式投資」さんの”オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資”について書かせていただきました。株式投資を行うにあたって自分のスタイルを確立し、守ることは非常に大事ですので、株価が暴落する今こそ、この本を読んでスタイルを見直してみませんか?

 

*お問い合わせはこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSccmOZok24LRFuruXteq9NrUFX5M4cXav8gJo-0jkizQraRuA/viewform?usp=sf_link

 

個別銘柄解析~ENEOSホールディングス(5020)

 こんにちは、Dr.Dです。前回は、個別株分析としてINPEXを取り上げました。今回は、同様にエネルギー関連株としてENEOSを取り上げたいと思います。

 

ENEOSホールディングス(5020)

 ENEOSは皆さんもガソリンスタンドでよくご存じかと思いますが、ガソリンスタンドは数ある事業の1つでしかなく、原油資源開発から石油製品の取り扱いまで、一貫で生産できる強さを持ちます。銅鉱山の経営なども行っており、銅の価格上昇時には恩恵を受けます。また水素ステーション運営なども行っており、水素関連株としても注目です。時代はどちらかというとEVに傾いていますが、もしトヨタ自動車などが水素自動車を実現した暁にはこちらも注目、脚光を浴びるでしょう。また1000億円を上限とした自社株買い(発行株式数の9.3%)も発表しており、現在株価上昇中です。

 

ここ最近の業績

ENEOS 2019 2020 2021 2022
税引き前利益 5086億円 "-1357億円 2308億円 7717億円


 2020年3月期は利益マイナスですが、最近のエネルギー高を反映して、今期は大幅増益しました。来期は少し減益見込みですが税引き前利益3100億円の予想で、2021年3月期を上回る予定です。ただ、エネルギー関連株なので、決算や原油価格などはきちんとチェックが必要です。

 

株価指標

 2022/06/09の終値578.6円で、PER 9.9、PBR0.64となっています。予想配当利回りは3.80%です。現在の株価水準でも十分割安になっています。できれば予想配当利回り4.5%程度まで下がったとき(株価488.8円)に買いたいですが、自社株買いも積極的ですし現状恐らく株価は上昇するでしょう。

 

(*割安の基準はPER<15, PBR<1.5であると、私の株式投資の話~高配当利回り投資について - Dr.Dのお金の点滴で説明しました)

 

終わりに

 今回はエネルギー関連株としてENEOSを取りあげてみました。素晴らしい会社ですが嘘のように株価が安い時もありました。毎度ながら、チャンスに投資できるように、手元には少し現金を残した方がいいと思います。

 

*お問い合わせはこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSccmOZok24LRFuruXteq9NrUFX5M4cXav8gJo-0jkizQraRuA/viewform?usp=sf_link

個別銘柄解析~INPEX(1605)

 こんにちは、Dr.Dです。前回は、個別株分析として三菱UFJFGを取り上げました。今回は、エネルギー関連株として注目のINPEXを取り上げたいと思います。

 

INPEX(1605)

 INPEX原油天然ガスの開発生産国内大手の企業で、政府が20%近くの株式を保有しています。それゆえ配当が安定しており、2022/06/07時点で還元性向40%以上を目標にし、1株当たりの年間配当の下限を30円と設定しています。また、営業利益率が約47%と抜群の安定性を誇ります。営業利益率は高ければ高いほどその分野で独占的で、他の会社の参入障壁が高いと言えます。通常は10%を超えると優秀ですので、INPEXがいかに他社に真似できない優秀な事業を行っているかわかると思います。特に、地層深層から液化天然ガスを取り出しエネルギーを日本へ届ける事業は我が国のエネルギー事業の生命線になっています。

 

ここ最近の業績

INPEX 2019 2020 2021 2022
経常利益 5110億円 2573億円 6576億円

1兆420億円

予想


 最近のエネルギー高を反映して、今期は大幅増益予定です。しばらくエネルギー高は続くと考えられ安定した収益が得られそうです。ただ、エネルギー関連株なので、決算や原油価格などはきちんとチェックが必要です。

 

株価指標

 2022/06/07の終値1671円で、PER 7.72、PBR0.74となっています。予想配当利回りは3.23%です。現在の株価水準でもまあまあ割安になっています。できれば予想配当利回り4%程度まで下がったとき(株価1350円)に買いたいですが、現状恐らく株価は上昇するでしょう。どんな株もずっと株価が上がり続けるのはありえないので、購入チャンスが来たときにすぐに買えるよう現金の準備もある程度しておきたいですね。

 

(*割安の基準はPER<15, PBR<1.5であると、私の株式投資の話~高配当利回り投資について - Dr.Dのお金の点滴で説明しました)

 

終わりに

 今回はエネルギー関連株としてINPEXを取りあげてみました。現在買い時かと言われると難しいですが、何かの拍子に下がったときにすぐに買えるよう銘柄のチェックとキャッシュの準備はしておきたいものです。

 

*お問い合わせはこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSccmOZok24LRFuruXteq9NrUFX5M4cXav8gJo-0jkizQraRuA/viewform?usp=sf_link

個別銘柄解析~三菱UFJFG(8306)

 こんにちは、Dr.Dです。前回は、個別株分析としてイオンモールを取り上げました。今回は、再び大型の高配当利回り株として三菱UFJFGについて取り上げたいと思います。

 

三菱UFJFG(8306)

 三菱UFJFGは三井住友FG、みずほFGと並ぶ日本3大メガバンクのうちの一つです。ここ最近アメリカの金利上昇が話題となっていますが、それまで世界的に低金利であったため、銀行は稼げない、魅力がないイメージがあり株価も低迷してきました。しかし、3メガ銀行は低金利の中でもしっかり収益を上げており、配当含め投資するに十分な魅力があると判断しています。また三菱UFJFGは配当利回りも高く、来期も増配予定です。(2022/06/02現在)また、自社株買いも積極的に行っています。

 

ここ最近の業績

三菱UFJFG 2019 2020 2021 2022
経常利益 1兆3480億円 1兆2357億円 1兆536億円 1兆5376億円


 利益水準が高く、経常利益が1兆円越えです。金利の上下に関係なく安定した収益を確保しているところが、メガバンクの強みですね。

 

株価指標

 2022/06/02の終値740.9円で、PER 9.34、PBR0.54となっています。予想配当利回りは4.32%です。現在の株価水準で驚くほど割安になっています。そして収益は安定、増配と自社株買いを繰り返していますから、買ってしばらく保有しているとどんどんお宝株に育っていくと考えられます。大型株のいいところは、これ以上の成長はなかなか見込めないながらも安定してキャッシュを稼げるところなんですよね。テンバガー(株価が10倍になること)は狙えないのでそこまで流行りませんが、その資金で着々と株主へ還元していきます。配当は成長していくのです。また、元々割安なため、暴落時もそこまで株価が下がらず安心して保有できます

 

(*割安の基準はPER<15, PBR<1.5であると、私の株式投資の話~高配当利回り投資について - Dr.Dのお金の点滴で説明しました)

 

終わりに

 今回は抜群の安定性と配当が魅力な三菱UFJFGについて解析しました。現在の株価でも十分割安ですが、筆者はもっと安い時に大量に買ったため買い増すのは控えていました。しかし今回自身でまとめてみて、現在株価でも買い増しを検討しようと思いました。皆さんも是非。

 

*お問い合わせはこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSccmOZok24LRFuruXteq9NrUFX5M4cXav8gJo-0jkizQraRuA/viewform?usp=sf_link

個別銘柄解析~イオンモール(8905)

 こんにちは、Dr.Dです。前回は、個別株分析として住友倉庫を取り上げました。今回は、同じ含み益のある不動産(=資産)をもつ銘柄としてイオンモールをあげたいと思います。

 

イオンモール(8905)

 イオンモールは、イオンの中でも専門店街などの不動産部門を担当している部署です。イオン全体の利益の中で、不動産が22.2%、金融で35.4%を占めていることは、個別銘柄解析~イオン(8267)でもお伝えしましたが、イオングループの中で重要な役割を担っています。

 

ここ最近の業績

イオンモール 2019 2020 2021 2022
経常利益 522億円 561億円 284億円 325億円


 比較的小型株で利益水準は低めです。小売業でコロナ禍の影響で2021年は少し利益は落ちましたが、企業業績は好調で、来期は455億円の経常利益を見込んでいます。

 

株価指標

 2022/05/30の終値1598円で、PER 15.80、PBR0.87となっています。予想配当利回りは3.13%です。現在の株価水準でまあまあ割安です。また決算書で確認する限りイオンモールには約3160億円の不動産の含み益があります。含み益のため上記の株価指標には反映されませんが、もしこれをPBRに含めるとするならば、実質的にPBRは0.50とさらに低い水準になり、かなり割安です。投資で成功するためにでもお話した通り、不動産など隠れた資産を持つ会社は世間に認識されているよりも潜在的に価値が高い可能性がありますので、積極的に投資したい銘柄となります。

 

(*割安の基準はPER<15, PBR<1.5であると、私の株式投資の話~高配当利回り投資について - Dr.Dのお金の点滴で説明しました)

 

魅力的な株主優待

 また、イオンモールにも株主優待があり、100株以上、500株以上、1000株以上でそれぞれ3000円、5000円、10000円相当のギフトカードを受け取れます。イオンで買い物する人ならうれしい優待で、仮に100株所有の場合、これを含めた実質配当利回りは約5%となり、とてもお得です。ギフトカード分は税金がかからないのもいいですね。

 

終わりに

 今回は含み益のある不動産をもつイオンモールを紹介しました。現在の株価でも割安感があり、今後の成長も期待できそうな銘柄です。

 

*お問い合わせはこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSccmOZok24LRFuruXteq9NrUFX5M4cXav8gJo-0jkizQraRuA/viewform?usp=sf_link

 

個別銘柄解析~住友倉庫(9303)

 こんにちは、Dr.Dです。前回は、個別株分析としてKDDIを取り上げました。今回は、今までの大型株シリーズの中では異色な、規模が小さいけど高配当で、成長株としても期待できそうな住友倉庫について解析したいと思います。

 

住友倉庫(9303)

 住友倉庫は、倉庫、物流、不動産などで安定的な収益を上げる東証プライムに上場する企業です。時価総額は約2000億円と今まで紹介した企業に比べると小さめですが、コロナ禍でネットでの宅配などEコマースが急激に進み、物流が成長しそれに伴い倉庫の重要性も見直される、まさに今後も成長分野だと思っています。業績も好調で、高配当かつ自社株買いにも積極的です。

 

ここ最近の業績

住友倉庫 2019 2020 2021 2022
経常利益 112億円 135億円 135億円 304億円


 小型株で利益水準は低めですが、コロナ禍の2020年3月期に過去最高益をたたき出し、それを2022年3月期に大きく更新しました。企業業績は好調で、来期も275億円の経常利益を見込んでいます。

 

株価指標

 2022/05/27の終値2156円で、PER 7.94、PBR0.85となっています。予想配当利回りは4.64%です。現在の株価水準でとても割安です。また決算書で確認する限り住友倉庫には約670億円の不動産の含み益があります。含み益のため上記の株価指標には反映されませんが、もしこれをPBRに含めるとするならば、実質的にPBRは0.64とさらに低い水準になり、とてもお得です。投資で成功するためにでもお話した通り、不動産など隠れた資産を持つ会社は世間に認識されているよりも潜在的に価値が高い可能性がありますので、積極的に投資したいものです。2022/05/13の決算で順調な業績、自社株買いの発表、増配を確認したのち私自身すぐに100株買い増ししました

 

(*割安の基準はPER<15, PBR<1.5であると、私の株式投資の話~高配当利回り投資について - Dr.Dのお金の点滴で説明しました)

 

終わりに

 今回は成長株としても期待できる住友倉庫を紹介しました。現在の株価で十分割安で高配当ですので、是非購入を検討してみてください。

 

*お問い合わせはこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSccmOZok24LRFuruXteq9NrUFX5M4cXav8gJo-0jkizQraRuA/viewform?usp=sf_link