Dr.Dのお金の点滴

医師による節約や株式投資のこと

個別銘柄解析~イオンモール(8905)

 こんにちは、Dr.Dです。前回は、個別株分析として住友倉庫を取り上げました。今回は、同じ含み益のある不動産(=資産)をもつ銘柄としてイオンモールをあげたいと思います。

 

イオンモール(8905)

 イオンモールは、イオンの中でも専門店街などの不動産部門を担当している部署です。イオン全体の利益の中で、不動産が22.2%、金融で35.4%を占めていることは、個別銘柄解析~イオン(8267)でもお伝えしましたが、イオングループの中で重要な役割を担っています。

 

ここ最近の業績

イオンモール 2019 2020 2021 2022
経常利益 522億円 561億円 284億円 325億円


 比較的小型株で利益水準は低めです。小売業でコロナ禍の影響で2021年は少し利益は落ちましたが、企業業績は好調で、来期は455億円の経常利益を見込んでいます。

 

株価指標

 2022/05/30の終値1598円で、PER 15.80、PBR0.87となっています。予想配当利回りは3.13%です。現在の株価水準でまあまあ割安です。また決算書で確認する限りイオンモールには約3160億円の不動産の含み益があります。含み益のため上記の株価指標には反映されませんが、もしこれをPBRに含めるとするならば、実質的にPBRは0.50とさらに低い水準になり、かなり割安です。投資で成功するためにでもお話した通り、不動産など隠れた資産を持つ会社は世間に認識されているよりも潜在的に価値が高い可能性がありますので、積極的に投資したい銘柄となります。

 

(*割安の基準はPER<15, PBR<1.5であると、私の株式投資の話~高配当利回り投資について - Dr.Dのお金の点滴で説明しました)

 

魅力的な株主優待

 また、イオンモールにも株主優待があり、100株以上、500株以上、1000株以上でそれぞれ3000円、5000円、10000円相当のギフトカードを受け取れます。イオンで買い物する人ならうれしい優待で、仮に100株所有の場合、これを含めた実質配当利回りは約5%となり、とてもお得です。ギフトカード分は税金がかからないのもいいですね。

 

終わりに

 今回は含み益のある不動産をもつイオンモールを紹介しました。現在の株価でも割安感があり、今後の成長も期待できそうな銘柄です。

 

*お問い合わせはこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSccmOZok24LRFuruXteq9NrUFX5M4cXav8gJo-0jkizQraRuA/viewform?usp=sf_link