個別銘柄解析~ENEOSホールディングス(5020)
こんにちは、Dr.Dです。前回は、個別株分析としてINPEXを取り上げました。今回は、同様にエネルギー関連株としてENEOSを取り上げたいと思います。
ENEOSホールディングス(5020)
ENEOSは皆さんもガソリンスタンドでよくご存じかと思いますが、ガソリンスタンドは数ある事業の1つでしかなく、原油資源開発から石油製品の取り扱いまで、一貫で生産できる強さを持ちます。銅鉱山の経営なども行っており、銅の価格上昇時には恩恵を受けます。また水素ステーション運営なども行っており、水素関連株としても注目です。時代はどちらかというとEVに傾いていますが、もしトヨタ自動車などが水素自動車を実現した暁にはこちらも注目、脚光を浴びるでしょう。また1000億円を上限とした自社株買い(発行株式数の9.3%)も発表しており、現在株価上昇中です。
ここ最近の業績
ENEOS | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
税引き前利益 | 5086億円 | "-1357億円 | 2308億円 | 7717億円 |
2020年3月期は利益マイナスですが、最近のエネルギー高を反映して、今期は大幅増益しました。来期は少し減益見込みですが税引き前利益3100億円の予想で、2021年3月期を上回る予定です。ただ、エネルギー関連株なので、決算や原油価格などはきちんとチェックが必要です。
株価指標
2022/06/09の終値578.6円で、PER 9.9、PBR0.64となっています。予想配当利回りは3.80%です。現在の株価水準でも十分割安になっています。できれば予想配当利回り4.5%程度まで下がったとき(株価488.8円)に買いたいですが、自社株買いも積極的ですし現状恐らく株価は上昇するでしょう。
(*割安の基準はPER<15, PBR<1.5であると、私の株式投資の話~高配当利回り投資について - Dr.Dのお金の点滴で説明しました)
終わりに
今回はエネルギー関連株としてENEOSを取りあげてみました。素晴らしい会社ですが嘘のように株価が安い時もありました。毎度ながら、チャンスに投資できるように、手元には少し現金を残した方がいいと思います。
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