Dr.Dのお金の点滴

医師による節約や株式投資のこと

医師の私が株式投資を始めるまで


はじめに

 初めまして、Dr.Dと申します。このブログでは、医師の私が主に株式投資について発信していきたいと考えています。その他保険の見直し、節約、節税、住宅についてなどお金にまつわることをつぶやきます。 私自身は大した知識もなくせいぜい”お金のつぶやき”程度のレベルかも知れません。いつかはブログ名に恥じないような知識の詰まったブログにしていけると嬉しいです。

 

いつか、お金に困る人々を救いたい

 

 別に医師の方を読者に想定しているわけではなく、お金が貯まらない人、増えなくて何かいい方法はないかと考えている人に、少しでも勇気を与える投稿ができればいいなと思っています。

 

 初回の今回は医師の私が、株式投資を始めるまでの経済事情の変化と決心を綴っていこうと思います。

 

医師国家試験に合格、プロポーズまで

 私は医師国家試験を合格し、晴れて医師となりました。初任給を頂いた時の嬉しさは今でも覚えています。学生時代のバイトと比べて自分自身で使えるお金が倍増し、社会人として自由を得たような気になっていました。

 

 私には学生時代から付き合ってた彼女(現在の妻)がおりましたので、給料の使い道はウン十万の婚約指輪を買うことに決めていました。すぐにでも欲しかったので、クレジットカードのボーナス払いで購入し(ボーナスなんて無い職場でしたが)、月いくら貯金に回せば破綻しないかを考えた記憶があります。この当時は彼女も働いていましたので、生活費はほぼ折半で贅沢してもそこまでお金に困ることはありませんでした。指輪とプロポーズも成功し、年末には籍を入れることになりました。

 

研修医2年目のやりくり

 研修医2年目になって給料は少し上がりましたが、初めて住民税というものを払うようになり、手取りはあんまり増えませんでした。むしろ結婚をきっかけに保険というものに入るようになり支出が増えました。

 

 この頃は本当に何も考えてなくて(というより保険屋の話を聞いて必死に考えていましたが知識もなく、そりゃ保険屋に誘導されるよなと)夫婦二人の死亡保険、お墓の積み立て保険(最早意味わからん。。。)、医療保険、子どもを授かっていたので学資保険、オーストラリアドルの積み立て保険と、総額月五万円以上(!)支払いを開始してました。これだけでも十分家計を圧迫しうる状況ですが、今後もっと状況は悪化していきます…ちなみに結婚式を挙げるために嫁は仕事を引退し、総額ウン百万する結婚式費用を貯めることに働く毎日でした。家計はマイナスにならずとも結婚式費用以外の貯金が増えることはありませんでした。そうは言ってもなんだかんだ楽しかった結婚式を終え、晴れて研修医終了し医局(外科系)というものに入局することになりました。

 

医局入局後の経済事情

 医局入局後は劇的に仕事が忙しくなり、毎週末当直もあり、正直仕事以外の事を考える余裕がありませんでした。休みなんてない生活です。給料は研修医時代が守られたいい給与体系だったこともあり、絶対値としては研修医時代より上がりましたが時給換算では恐らく半分以下になったと思います。それでも仕事はやりがいもあり嫌なことばかりではありませんでした。

 

 経済事情としては、高級旅館に泊まるなどまだ散財していた時期だったので、ほとんど変わらず収支プラマイゼロくらいでした。そしてここでさらに保険のどつぼにはまってしまいます…

 

積立型の保険

 ここであろうことか、積立型の保険を追加してしまったのです。先輩医師が積立型の保険に入っていて、

 

「お前、保険掛け捨てなのか?それじゃ定年近づいたときに、何も資産が残っていないぞ」

 

と言われたのがきっかけでした。話だけでも聞いてみるか、と言われ営業マンとお話したことがきっかけで、追加で保険を契約することになります。

 

 断わっておくと、保険というものは期待値ではマイナスですが各々の判断で入ることは間違いではないと思っています。ですが、私のは明らかにやりすぎです。結局貯金と一緒だという殺し文句に乗せられて、月10万円の積み立て型保険の契約を済ませました。前述の保険も残っていましたから、保険だけで月15万円取られる生活(!)が始まりました。

 

 月々の給料が15万円という方もいらっしゃると思います。それくらいの大金を期待値マイナスの商品につぎ込む、明らかに異常な状況です。ですが、医師の中には同じような方が一定数いると私は考えています。その理由は、医師は明らかに疲労していて判断力が鈍っていること(前述のように休みが無い医師もいます。仕事はある程度決まったパターンなので体も頭もなんとか動くのです。)、お金の勉強なんてする余裕がないこと、ある程度のお金を持っていることなどがあげられると思います。現在はコロナ禍ですが、もし私が保険の営業マンだったらできるだけ真面目に働く疲れた医師に営業かけたいですね。

 

住宅の購入、住宅ローン

 そして保険の支払いで月々の収支は常にプラマイゼロの状態を維持し、なんとか生活を続けました。子どもも二人生まれ、順調に成長していきます。子どもにもさらにお金がかかり、我々夫婦は極度の節約生活を続けていました。そんな中、子どもも大きくなり住宅の購入を検討し始めます。住宅の購入に対してはさすがに悩みましたが、私の信頼できる友達医師(今後よく登場すると思いますのでA医師とします)が既に住宅購入していたので、色々聞いて、結局購入することに決めました。

 この時家賃とそこまで変わらない住宅ローン返済額となるように住宅を設計しましたが、それでも月々の収支はマイナスになる見込みが出てきたので、焦りました。自分で書いてて思いますが、もっと早く焦ろよって突っ込みたくなります。ファイナンシャルプランナーの方からすれば明らかに破綻パターンだし、このブログを見に来るような、少しでも金融知識がある方には問題点ばっかりにうつると思います。

 

株式投資を始める

 ここでお金がない私が行きついたのが、株式投資をしよう!という結論です。株式投資をするという行為自体は問題ありませんが、他にやることがありますよね…

 本当に私の辿った道のり、考え方は本当にこんな感じでした。今振り返るとさらすのも恥ずかしいですが、住宅の購入をきっかけに株式投資に興味を持ち、その結果家計を見直すことにつながったので結果オーライですが...

 

 

終わりに

 こんな感じで株式投資を始めることになったのが、コロナ禍の始まる前の2019年あたりです。この投稿を読んで「バカだな」と感じる人が多ければ、非常にうれしい状況です。逆に同じようなことになっている人がいれば、私の失敗を参考にいい方向に改善してほしいですね。

 次回からは、具体的な家計の見直し、保険、節税、株式投資など個別の事を話していきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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